レバレッジとは
【個人】レバレッジは最大25倍※です。
※TRY/JPY、ZAR/JPY、MXN/JPYのみレバレッジは12.5倍です。
【法人】レバレッジは最大50倍※です。
※当社の法人レバレッジは50倍(取引証拠金率2%)を上限に、金融先物取引業協会が算出した「為替リスク想定比率」で計算した取引証拠金以上となるように取引証拠金率を当社で設定します。
レバレッジとは「てこの原理」のことを言い、外国為替証拠金取引(FX取引)においては、お客様がお取引に利用した資金(証拠金)の何倍のお取引を行っているかを表すものです。FX取引はレバレッジにより、個人口座の場合は最大で資金の約25倍の取引が可能です。つまり、4万円の資金で、100万円相当のポジションを保有できることになります。
取引証拠金について
取引証拠金とは、取引を行うために必要な資金のことです。取引証拠金は、売買する通貨ペアの売買時点の価格(レート)により異なります。
取引したいポジション総額(想定元本)を該当のレバレッジ倍率で割って求められる金額を上回る証拠金が必要です。
預託している証拠金が必要額に満たない場合は取引ができません。
【個人】
取引したいポジション総額(想定元本)の4%=レバレッジ25倍
(TRY/JPY、ZAR/JPY、MXN/JPYのみ8%=レバレッジ12.5倍)
【法人】
取引したいポジション総額(想定元本)の2%以上=最大レバレッジ50倍※
※当社の法人レバレッジは50倍(取引証拠金率2%)を上限に、金融先物取引業協会が算出した為替リスク想定比率で計算した取引証拠金以上となるように取引証拠金率を当社で設定します。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1号に規定される定量的計算モデルを用いて算出します。
※法人口座のレバレッジは毎週見直しを行い、原則として週末のメンテナンス時間に取引証拠金率が更新されます。
※法人向け証拠金規制についての詳細は、一般社団法人金融先物取引業協会のホームページをご確認ください。
ポジションを保有するために必要な取引証拠金はFXTF MT4上にて確認が可能です。
必要証拠金の計算(FXTF MT4)
必要証拠金とは、ポジションの新規建玉時に実際に利用した証拠金の総額です。
個人口座でUSD/JPYの場合、1ドル=100円の時に、 10,000ドルの取引に必要な証拠金は「40,000円」となります。
100円 × 10,000通貨 = 1,000,000円(想定元本)
レバレッジ
25倍
FXでは個人のお客様の場合、想定元本の1/25(4%)以上の預託が義務付けられています。
1,000,000円(想定元本)× 4% = 40,000円(必要証拠金)
(1,000,000円 ÷ 25 = 40,000円)
※FXTF MT4の標準コースでは0.01ロット=1,000通貨からの取引が可能です。
日本円を含む通貨ペア(対円)の場合
買いの場合は買いの現在レート(買値)、売りの場合は売りの現在レート(売値)で算出されます。
≪必要証拠金の計算式≫
[買いポジションを保有する場合] 必要証拠金 = 買いの現在レート × 通貨量 × 4%
[売りポジションを保有する場合] 必要証拠金 = 売りの現在レート × 通貨量 × 4%
例1(個人口座)
・通貨ペア:USD/JPY
・取引数量:10,000通貨
・売買の別:買い
・USD/JPYのレート:100.000円(売値)/ 100.002円(買値)
100.002円(買値)× 10,000 (通貨)= 1,000,020円(想定元本)
1,000,020円 × 4% = 40,001円(1円未満端数切り上げ)
必要証拠金は40,001円となります。
[補足]
実際に新規でポジションを保有する瞬間には、スプレッドの差分だけマイナスの評価損となります。
USD/JPYのスプレッドが0.2銭(=0.002円)の場合、スプレッドの評価損は10,000通貨単位あたり-20円です。
-0.002円 × 10,000(通貨)= -20円(スプレッド差分の評価損)
日本円を含まない通貨ペア(対円以外)の場合
日本円を含まない通貨ペアの場合、売買の別を問わず取引通貨(左側通貨)の対円レート(買いと売りの平均)で日本円換算して算出されます。
≪必要証拠金の計算式≫
必要証拠金 = 取引通貨(左側通貨)の対円レート × 通貨量 × 4%
例2(個人口座)
・通貨ペア:EUR/USD
・取引数量:10,000通貨
・売買の別:買い
・EUR/JPYのレート:120.000円(売値)/ 120.004円(買値)
EUR/USDの取引なので、EUR/JPYの売値と買値の平均で必要証拠金を算出します。
120.002円(EUR/JPYの売値と買値の平均)× 10,000(通貨)= 1,200,020円(想定元本)
1,200,020円(想定元本)× 4% = 48,001円(1円未満端数切り上げ)
必要証拠金は48,001円となります。
[補足]
①の例1と同様に実際に新規でポジションを保有する瞬間には、スプレッドの差分だけマイナスの評価損となります。
EUR/USDのスプレッドが0.3pips(= 0.00003ドル)の場合、評価損は10,000通貨あたり-0.3ドルになります。
-0.00003ドル × 10,000(通貨) = -0.3ドル(スプレッド差分の評価損)
円換算
円換算はUSD/JPYのレートで、買いの場合は売りの現在レート(売値)、売りの場合は買いの現在レート(買値)で算出されます。
例)
・USD/JPYのレート:100.000円(売値)/ 100.002円(買値)
-0.3ドル × 100.000円(USD/JPYの売値)= -30円(円換算したスプレッド差分の評価損)
保有ポジションの維持に必要な証拠金について(FXTF MT4)
保有ポジションの必要証拠金を計算する際、必要証拠金はポジションオープン時の証拠金に固定され、証拠金率判定時刻に評価レートで値洗いされます。そのため、 証拠金率判定時刻までは、レートが動いても必要証拠金は変わりません。
※値洗いは証拠金率判定時刻の他、ポジションの部分決済時にも行われ、部分決済時は当該ポジションについて、ポジションオープン時の為替レートにて値洗いされます。
必要証拠金は、毎日の証拠金率判定時刻、または、部分決済時のいずれかに値洗いされるまで変わりません。
例(個人口座)
・通貨ペア:USD/JPY
・取引数量:10,000通貨
・購入価格:100.000円
・購入時必要証拠金:100.000円 × 10,000通貨 × 4% = 40,000円
101.000円に上昇した場合の必要証拠金
値洗いされるまでは40,000円のまま変わりません。
証拠金率判定時刻に値洗いされて40,400円となり、翌営業日の証拠金率判定時刻までは変わりません。
※証拠金率判定時刻の他、ポジションを部分決済した時は値洗いされて変わります。
両建て取引に必要な証拠金の計算方法(FXTF MT4)
両建て取引は、同通貨ペアで売りと買いのポジションを同時に保有している状態です。
FXTF MT4では両建ての売りポジションと買いポジションのうち、取引数量の多いポジションの証拠金のみで、両方のポジションを保有できます。
取引システム | FXTF MT4 |
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計算方法 | 両建ての売りポジションと買いポジションのうち 取引数量の多いポジションの証拠金のみ必要(MAX方式) |
両建て取引には、スワップポイントにより逆ざやが生じるおそれがあり、中央値を基準とするBID(お客様の売値)及びASK(お客様の買値)のスプレッド(価格差)について二重に負担する等、経済合理性を欠くおそれがある取引である為、お勧めしておりません。最終的な管理・判断はお客様自身で行って頂きますようお願いいたします。
両建てMAX方式について、売りポジションと買いポジションを同一ロット数保有する場合は、証拠金の金額がより大きい方で計算されます。(ロット数で比較するのではなく、売りの保有ポジション維持に必要な証拠金と、買いの保有ポジション維持に必要な証拠金の金額を比較し、より大きい方の金額で計算するためです。また、証拠金の値洗いのタイミングによって、同じ売りポジションでも必要な証拠金は異なる場合があります。)